お金が欠けていたお話
自分の好きなマンガにHUNTER×HUNTERがあるのですが、
ハンター試験のときにクラピカがレオリオにハンターになりたい理由を問います。
レオリオはお金が目的だと述べます。
理由はお金があれば友人は亡くならなかったということです。
治らなくない病気だったとしても、医療へのお金でそれが断念されてしまったということです。
という訳で、ようやく本ブログタイトルの3つ目に触れます。
お金のお話です。
実は将来を見据えた彼女でありましたが、自分との貸借関係もありました。
これがあるため、何かあると、自分はお金だけなのかな、
という考えも出てきたこともありました。
これがクリアになって早く堂々と将来を見据えた彼氏彼女の関係で居たかったのが自分の本音です。
金額に関しては合計200万円です。
他にも同行したときに立て替えた金額も含めるともう少しあります。
今となっては、この金額はちょっとお高い香典となりました。
既に述べていますが、彼女には親との関係は良くなく、むしろ関わりたくないほど、
そして今年に入ってから入退院を繰り返している。
以上のことから、生活費および入院代が必要でした。
勿論、基本お金の貸し借りはしない方が良いですし、自分もどうせ返ってこないものだと割り切っておりますが、
今回は額が額です。
一度聞いたことがあります。
「自分が貸さなかったらどうするの?」
そのときの彼女の答えが、
「そしたら心中かな」
と返事を聞き、本当に頼る人が居ないのだなと自分が度々貸しておりました。
月初めには、すぐにラインで「今月の生活費下さい」とあったり、
お金に関してはかなり困窮していたと思います。
今推察してみると、自分は当時は頭には浮かばなかったのですが、
きっとキャッシングも行っており、それが限度額も達していたと思います。
彼女がこちらでは同意書が得られず入院が出来なく、
やむを得ず実家の新潟に帰郷して入院したときの額が90万と聞きました。
そのときは親が立て替えたそうですが、かなり返済に関してせっつかれたようで、
帰京したときに、すぐに自分にお金貸して欲しいと声を上げてきました。
せめて3分割で30万ずつにお願いするべきだ、と自分も意見をしましたが、
親が怖い、せっつかれている、と返されました。
結局は、彼女に対しては自分が生活できるための唯一の方法になってしまったのです。
そして自分も、お金配りおじさんみたいな富豪ではないので、限度があります。
弁護士にも相談し、借用書をしっかり交わしてくださいとアドバイスを受けた上で、
最終的に200万までの借用書を書いてもらいました。
その日が彼女に会った最期の日となりました。
ここからは恐らくの推察です。
借用書の条項に今後返済が終わるまでは一切の借りることはしない、というのを入れました。
そのこともあり、彼女は自分にもう頼れなくなりました。
そして、親からも返済を急がれている。
もうどうやって生活したらいいの?
親とのやり取りで、多分そんなことがあったのではないかと思っております。
そして、突発的に飛び降りた、、、
と今の自分はそう思っております。
最初のレオリオの言葉は、自分に取っては正論だと思っております。
お金さえあれば救える命もあると思っております。
お金で命さえも買えるケースもあります。
この話をして色々な人に言われました。
200万は安いお金ではないよとか、よくやったよとか。
それでも自分は彼女の命を200万と値踏みしてしまったのです。
借用書を交わすときに確認しました。
もうこれで大丈夫なの?と
彼女は大丈夫だと言いました。
実は風俗で即金を稼いでいた彼女でしたが、
その風俗店から在籍も消えたことにより、自分も本当に大丈夫なのだなと思いました。
それでも、、、それでも足りなかった。
今となってはどうでもよいことなのですが、残債はいくらあったのでしょうか。
彼女は自分を気にして、少しずつ(大金ではありますが)小出しにしていたと思うのですが、
自分にとっては全額言ってくれた方が良かったです。
明細書全部持ってこい、この言葉が出なかったのも悔やまれます。
自分がお金を惜しんでしまいました。
そうすれば自分も一人でなんとかしようとせずに、親とかにも相談する考えが浮かんだかもしれないのに、、、
そして、いくら18歳で追い出したとはいえ、そこまでは育てた親。
もう少しお金に関してゆとりを与えて欲しかった。
23歳の女の子が抱えるには、自分の200万も含め大きな額です。
尚、自分の返済には、障碍者年金を申請していたので、それで返すようで、
今年のコロナ禍でその申請も遅れてしまいました。
きっと借金絡みは、自分に一本化したのかったのかも知れません。
高額医療制度も退院前に申請が通れば良いのですが、
彼女には退院後の後での返金となってしまいました。
これは彼女に対して他に動ける人が居なかったからだと思います。
なんか色々上手く行かなくなってしまいました。
彼女に取っては、自分は恋人ではあるが、精神的な面、金銭的な面もあり、
自分=生きられるに直結してしまったのかもしれません。
そして、自分がその手を200万で離してしまった。
それでも、もう見捨てようと思ったこともあります。
もし最初に貸した金額の50万で見切っていたら、もっと後悔していたかも知れません。
それが自分にとっての救いなのかな。
そう言い聞かせております。
お金は力だと思っております。
命だって買えます。
彼女の最後に欠けていたのは、お金だったのです。